日本の教育は時代遅れ?日本と海外の教育の違いと、これからの日本で必要な教育について

日本の教育は時代遅れ?日本と海外の教育の違いと、これからの日本で必要な教育について

今日は、日本の教育は時代遅れ?日本と海外の教育の違いと、これからの日本で必要な教育につい

て、お話をさせていただきたいと思います。

□このブログはこんな方におすすめ
日本と海外の教育の違い等について知りたい方

ここ最近、日本の教育は世界各国から見ても遅れていると指摘されることが多くなってきており、

特にコロナ禍になってからその問題が浮き彫りになってきました。

ネットでも、今の学校教育を疑問視する声が増えており、

「子供をこのまま学校に通わせても大丈夫?」

と疑問に思っている方もいると思います。

そこで本記事では、

日本と海外の教育の違いと、これからの教育で大事になる価値観ついて、お話させていただきたいと思います。

具体的な内容は、次のとおりです。

日本と海外の教育の特徴

世界各国の具体的な教育の特徴

これからの日本の教育で大切なこと

これをきっかけに、海外の教育や日本の教育の問題点が何かを知っていただければと思います。

1 日本の教育の特徴

日本の教育は、「みんな同じ」という考えが根本的な土台となっており、

それが良くも悪くも現在の日本社会を作り出しています。

この、みんな同じが大切にされる日本の教育のメリットは、次の通りです。

・成績の格差が生まれにくい

・行事があり連帯感が生まれる

・真面目に育つ(掃除など)

日本の義務教育では、みんな同じを大切にしており、

勉強が苦手な子にも合わせて授業を進めているので、

遅れる子はあまり出ません。

体育祭や文化祭などの行事も多く、

みんなで企画して楽しむことで連帯感や協調性が生まれ、

集団の中で生活していく力が養われます。

また、海外だと学校の掃除は事業者がやっていますが、

日本では生徒たち自身がやるため、責任感が生まれ、

いい意味で真面目に育ちます。

日本の街が比較的綺麗でマナーを守る人が多いのも、

この掃除をする教育のおかげなのかなと思います。

しかし、みんな同じが大切にされる日本の教育には、デメリットもたくさんあります

デメリットは次の通りです。

・自主性が無くなる

・個性や才能を出せない

・みんなに合わない子が生きづらい

日本の教育は、教師が黒板に書いたものをひたすらノートにとり、

教科書やドリルでひたすら単語を暗記するなどの、

いわゆる「詰め込み教育」です。

テストでいい点を取ることを目標に勉強しているので、社会人になった後は勉強をしなくなり、

学校では習うことのできない、社会を生きる上で本当に必要なことを知らないままになってしまうのです。

みんな同じ授業スタイルは、格差が生まれない分、 1人1人の才能や個性を導き出せないというデメリットもあります。

勉強が得意な子も、勉強ができない子と同じペースでやっていかなければいけないので、

才能を発揮して前へ進むことができません。

また集団で密に生活をしているため、同調圧力も生まれやすく、

変わった個性や価値観を持っている子にとっては生きづらい環境であることは間違いありません。

これら全ては、大学を出て就職するということを前提に教育がなされているのが原因でもあります。

実力による格差が生まれにくい分、他と違う夢や個性、価値観を持っている子には合わないのが、日本の教育の特徴

です。

2 海外の教育の特徴

海外の教育では、自由や個性などが大切にされており、

日本と違って年齢よりも実力が重視されています。

そんな海外の教育のメリットは次の通りです。

・1人1人の才能や可能性を導く

・自由で気楽

・実力があれば年齢関係なく進学もできる

日本の「教育」という言葉を英語に訳すと、「エデュケーション」になります。

エデュケーションとは「外に導く」という意味です。

海外では、個性を大切にし、才能や可能性を導き出す教育をしているので、同じではなく、1人1人の才能や可能性を

発揮させてくれます。

そのため、1人1人にあった勉強や、やるべきことに全力で取り組むことができます。

また日本では、年齢が上がるごとに学年も上がり、中学→高校→大学と進学していきますが、

海外では実力さえあれば、年齢関係なく進級・入学することもできます。

例をあげると、7歳でハーバード大学に入学した方が有名です。

しかし、そんな自由な教育システムにも、デメリットもあります。

海外の教育のデメリットは、実力主義なので置いていかれる人もいるという点です。

海外では、成績が良いと飛び級をすることもありますが、逆に成績が悪ければ、義務教育中でも留年することがあり

ます。

日本は成績が悪くても義務教育で留年することはなく、

年齢によって学年・クラス分けがされますが、

海外では、成績によって学年・クラス分けがされるということです。

3 各国の教育の特徴

では、世界各国の教育の特徴を、ヨーロッパとアメリカ・アジアに分けて紹介していきます。

(1)ヨーロッパ各国の教育

ヨーロッパ各国の教育の特徴を紹介していきます。

ア 幸福度世界1位の秘密!?フィンランドの教育

幸福度ランキング世界1位のフィンランドは、

家庭・学校・行政が連帯して子供を育てるという意識が強く、

幼稚園から大学院までの学費が無料で、給食費や文具費も支給してくれます。

学ぶ行為そのものを大切にしており、暗記よりも学習した内容を表現することを重視しています。

また、他人と比較させないためテストはしておらず、子供の自主的な読書量が多いそうです。

子供たちの才能や可能性を導ける、すごく良い教育システムだと思います。

イ 学校に通わなくても良い!?イギリスの教育

イギリスの義務教育は、日本の義務教育と違って、学校に行かなければならないという義務がなく、学校には行かず自宅学習をしている子供もいるそうです。

ウ 授業料が無償!スウェーデンの教育

スウェーデンは基礎学級・高校・大学に分かれており、授業料が全て無償です。

高校では、興味のある分野や、なりたい職業に合わせてコースを選ぶことができ入試もなく、

倍率が高い場合は基礎学級での成績をもとに決められます。

(2)アメリカ・アジア各国の教育

アメリカとアジア各国の、教育の特徴を紹介していきます。

ア 自由と多様性!アメリカ合衆国の教育

アメリカの教育は多様性に富んでおり、子供の自主性と個性を尊重し、才能や能力を最大限に引き出すような教育を

しています。

年齢にとらわれない進級・入学制度があるのも大きな特徴です。自由と多様性という国柄が、教育にも出ています。

イ 教育レベルが世界1位!?中国の教育

中国は、教育水準を測定する調査「PISA」において、世界で1位を獲得するほど教育水準が高い国です。

しかしその反面、受験戦争はすごく激しいです。

また、教育制度は都市部と農村部で大きな格差があるのが特徴です。

ウ 日本と似ている!?韓国の教育

中学校は3年間、高校は普通教育中心で、芸術やスポーツなど各分野の才能がある人を対象にした高校もあり、日本と似ています。

しかし学歴社会は日本よりも色濃く、激しいのが特徴です。

4 これからの日本で必要な教育とは?

世界各国の教育制度を紹介してきましたが、

それらを踏まえて思う、これからの日本の教育で必要なことは、次の2つだと考えています。

子供の自主性と個性を尊重する

才能や可能性を引き出す

今の日本の教育は、就職して働くことを前提にしているので、個性や才能を引き出せません。

これまではそのような教育を受けても上手く生きていけたのですが、AIの進化やオンライン化が進むこれからの時

代、個性や自主性がなければ生きていけなくなってきます。

そんな時代に対応するためにも、子供の自主性と個性を尊重し、

才能や可能性を引き出すヨーロッパやアメリカのような教育を

取り入れていくことが必要になってくると思いました。